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Team Geek読んだ

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geekを読んだ。チームの生産性を上げるために、どうやって人間関係やコミュニケーションの問題に取り組めばよいかという、実践的なテクニックがいろいろ詰まっていておもしろい。謙虚・尊敬・信頼という信条を中心に、個人、チーム、組織そしてユーザ、それぞれとどのように付き合えばいいか、いろいろな例を使って教えてくれる。おもしろい感想エントリもたくさんあるので、内容が気になる人は読むと良さそう。

1.7 批判の配分と対応を学ぶ という章にあるエピソードがおもしろい。批判をするときは相手を尊敬する気持ちを持つことで、余計な波風もたたないし、建設的なことが言える。批判をうけとるほうも大事で、まずは、謙虚にひとの話を聞かないといけないし、相手を信頼してを攻撃してるんじゃなくてアドバイスをもらってるという風に受け取ったほうがうまくいく。といったことが書いてある。

例として、コードレビューのコメントがあげられている。その部分を以下に引用する。

頼りにならない人がいたとしても、「このメソッドの制御フローは完全に間違ってますよ。みんなが使ってる標準的なxyzzyコードパターンを使うべきです。」などといってはいけない。...<<中略>>... 言われた方は防御的になり、必要以上に感情的な反応をするだろう。

同じことをもっとうまく伝えるには、「この部分の制御フローがよくわからないのですが、xyzzyコードパターンを使えば読みやくなるでしょうか?」にすればいい。相手に対する疑問ではなく、自分の疑問として謙虚に聞くのである。

笑い話っぽいけど、身の回りではこういうレビューコメントをよく見るのでおもしろい。機能性や機密性にかかわるような重要な部分は、ちゃんとコメントを書くけど、重要度の低い場合は、レビューコメントに感想とか書いてやんわり議論したさを醸し出したりする。思い返すといろいろパターンがある。

[MAY]
xyzzyコードパターンを使ったほうが良さそうだけど、コード自体の意味はわかるので急いでたらこのままでも良さそう。
[質問]
ここ難しいので口頭でききにいっていいですか? > @hakobe
[感想]
xyzzyコードパターンみたいなのをつかえるとかっこいい気がする

思いやりがある感じになったほうが、言われた方は冷静に批判に対処できるので、うまく議論できてることが多いような気もする。

批判する場合、感情をこめたりせず、客観的な事実を述べるので済めば楽ではある。個人間のコミュニケーションになってくると、経験的にそれだけではうまくいかないよ、ということがこの本には書いてあるのだと思う。