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情熱プログラマー読んだ

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

誕生日に id:shiba_yu36 さんにもらった本。ありがとうございます!

ソフトウェア開発者が、たいくつしない幸福な人生を送るためのヒントを、コラム形式で解説してくれるという内容の本。コラムは53個くらいあって思ったよりボリュームを感じる。

本書では随所で、ソフトウェア開発のメタファが使われている。本の構成自体も、ソフトウェア開発者を1つの製品だとみなした時に、どのようにその製品を社会に対して売り込んでいけばよいかという観点によるものになっていて、大きくは以下の5つの章からなっている。

  • 第一章 市場を選ぶ
  • 第二章 製品に投資する
  • 第三章 実行に移す
  • 第四章 マーケティング... スーツ族だけのものじゃない
  • 第五章 研鑽を怠らない

この本が良いのは、各コラムの最後に必ず"今すぐ始めよう!"というコーナーがついていて、コラムで紹介されたアドバイスを元に具体的に何をすればよいかがのっているところだ。

例えば、"8 スペシャリストになろう" というコラムは、ちょろっとかじっただけではない、その道に深い知識を持つ真のスペシャリストになるべきだという内容だ。このコラムの"今すぐ始めよう!"コーナーでは、自分のつかっているプログラミング言語の実行環境(たとえばJavaならJVM)について詳しく学んでみることを提案してくれる。イイハナシダナーで終わらずに、具体的な行動に移しやすくて参考になる。

おもしろいコラムはいくつかあったけど、印象に残っているものの1つが "47 ロードマップを作る"というコラムだ。ソフトウェアのように自分という人間のロードマップを考えることで、軌道をはずれていないか、着実に前進しているかの目安が得られるだけでなく、自分自身の全体像を把握できるようになるらしい。そして、たくさんの機能をまとまりなく組み合わせたソフトウェアが役に立たないのと同じで、むやみにスキルを学ぶのは得策ではなく、ロードマップによって全体像を踏まえた上でその一部分について学んでいるという風になれば、より高い成長が得られる、とあった。

自分もわりと技術をつまみ食いしがちなので、全体的な方向性みたいなのがあると、効率よく勉強できるようには思う。新しいライブラリを勢い良く作りまくれるタイプだとか、開発プロセスにくわしいだとか、標準仕様に異常に明るいとか、周りにはいろんな方向性をもったエンジニアがいるけど、自分はどのタイプかと言われるとよくわからない。いいロールモデルみたいなのを見つけたい。

全体的に意識高めでちょっと読むのがたいへんだけど、とりあえずポジティブな内容なので、ソフトウェア開発者としてがんばるぞ!という気分になれるのは良い。説得力もあるので、"今すぐ始めよう!"のコーナーの内容を1つか2つ選んで実践してみたい。

君にはほかにいろいろな職業を選ぶ道もあっただろうが、この仕事は面白い。クリエイティブな仕事だ。<<中略>>

ソフトウェア開発は、やりがいがあって、しかも報われる仕事だ。芸術活動のようにクリエイティブでありながら、具体的で数値化できる価値を生み出せる。
ソフトウェア開発は楽しい!

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

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