はじめてのClojure読んだ

はじめてのClojure (I・O BOOKS)

はじめてのClojure (I・O BOOKS)


nyampassの登尾さんの著書ということで読ませていただいた。URL短縮Webアプリケーションの実装を通じて、Clojureの基本や開発の方法を一気に学べる本。

全体としては、内容がすごく丁寧にかかれているので読みやすい。この本で特に良かったのは、Clojure界でのWebアプリケーション作成がすぐに開始できるようになっているところだ。例えば、Clojure界におけるWSGI/Rack的なものであるRingについてや、Leingenと連携した開発フローなどについて、簡潔に説明されていて、Clojure界のいまどきのWebアプリケーション開発手法に効率良く入門できる。

新しい言語を学ぶときは、文法や機能について知りたいのと同時に、その分野で流行っているライブラリや開発環境なども知りたいのでとても助かる。

一方、Clojureの言語自体のくわしい説明はあまり多くないので、言語自体に興味がある場合は別の本も読んでみたほうが良さそうだった。Clojureの本はあまりしらないけど、7つの言語 7つの世界にはloopの文法やSTMの解説がのっていた。

まず手を動かしてClojureでWeb開発をしてみたいという場合に読むととても良さそうな本だった。にゃんぱす〜