アマチュア無線の専門店にいってみた

お休みをいただいて大阪で用事を済ませてきたのだけど、帰りに日本橋のアマチュア無線の専門店をのぞいてきた。のぞいたのは中野無線というところで、いかにも初心者ですという感じで店内をながめていたところ、気さくな店員さんがいろんな話を聞かせてくださり、かなり勉強になった。

144MHz帯や430MHz帯のFMはラグチュー中心になりつつあるらしくて、CQだして楽しみたいのであればHF帯がおすすめということのようであった。ただ、144MHz帯や430MHz帯であってもデジタル方式であればレピータ局などを経由して、日本中の人とつながれるので楽しむこともできるので、やりようはあるとのこと。

初級者向けのモービルの無線局+安定化電源+アンテナのセットだとどうしても10万円くらいのコースにはなるらしい。例えば予算が5万円ということであれば、中古品をやりくりすることもできるし、いろんなプランを用意できるので、相談してほしいとのこと。

アマチュア無線ガチ勢のお話なども伺ったがかなりおもしろく、アマチュア無線のために山に小屋をたてたりだとか、島に移住したりだとか、何百万円もするタワーアンテナ建てているだとか、いろんなエピソードがでてきた。だいたい現在進行形の話題なのがすごい。

勢いで10万円支払う勇気がなかったので、その場はお礼をいって帰ってきたのだけど、かなり頼りになるお店という感じで実際リグを買うときには相談したい。が我が家の電波状況はあまりかんばしくないのもわかってきたので、どういう方針でやってくかめっちゃなやむ〜。

RubyKaigi にちょっとだけお邪魔した

用事があって初日の懇親会と最終日の午後しか参加できなかったのだけど、たいへんおもしろかった。YAPCにはよくいってたけど、RubyKaigiに参加するのははじめて。

普段はあまりRuby界隈に顔は出さないので、ぼっちになるかと思いきや、意外と見知った方がたくさんいらっしゃった。大学時代はRuby関西のコミュニティにずいぶんお世話になったのだけれども、その界隈の方とは会うのはかなりひさびさに会えて話せたのも良かった。知り合いつながりで、はじめての方とも会話するのにも成功したので、なんとかなったと言えそう。みなさま、かまっていただきありがとうございました。

発表は数えるほどしか見れなかったものの、Rubyならではの言語の実装や開発の取り組み方の話題も聞けて新鮮だった。めっちゃCの話がでてくるなー。YAPCに比べると海外からの参加者がより多いような気もする。気がするだけかも。

でかい技術カンファレンスが電車一本でいける距離で開催されるのは不思議な感覚になる。これまでは自分の中では、だいたい旅行とセットという認識だった。

あまり積極的にかかわれなかったもの、なんやかんやで参加してよかったなー。

1アマ合格してた

先日、1アマを受験してきた記事を書きましたが無事合格できておりました。自己採点ではだいたい大丈夫そうということがわかってものの、ちゃんと合格って書いてある紙がやってくるとうれしい。

このあと実際に免許されるには、さらに申請が必要で、免許証が届くのは一ヶ月先とからしい。先は長い。

第一級アマチュア無線技士の資格試験を受験した

ちょっと前に電子工学の入門をしたのだけど、理論についてもう少しまとまった知識を身に付けたいと思い、いっちょやってみるかと第一級アマチュア無線技士の資格(いわゆる1アマ)の取得に取り組むことにした。

1アマは、昔は通信術の試験があって、高速なモールス通信を身に付ける必要があり難しかったのが、今は筆記試験だけになりハードルが下がっている。もともと、他の級のアマチュア無線技士の資格はもってなくて前提知識は大してなかったのだけど、きっちり勉強すればなんとかなるやろうと思って一気に一級にチャレンジした。

勉強の仕方

試験は工学と法規の二科目あるので、それぞれ勉強する必要がある。

法規は基本的に暗記なので、比較的ハードルは低い。工学については、基礎的な電気物理やアナログの電子回路、無線機のしくみや電波の性質について理解する必要があって、ある程度体系的に学んでいく必要がある。

勉強の期間はだいたい3ヶ月くらいだった。最初はとにかく試験範囲を知るべきかと思って、試験範囲を網羅的に解説してくれる本を買ってきて読んでみた。

解説・無線工学 2016/2017: 第1級・第2級アマチュア無線技士国家試験用

解説・無線工学 2016/2017: 第1級・第2級アマチュア無線技士国家試験用

この本は400ページくらいあって、読むのに1ヶ月くらいかかった。今思うとちょっと時間をかけすぎてしまったように思う。詳細に解説がのっている本なので、軽く目を通した後で辞書的に使うというのが良さそう。

この本を読んだあとは、評判の良さそうな問題集を買ってきて、繰り返し問いていった。

第一級アマチュア無線技士試験問題集 (合格精選400題)

第一級アマチュア無線技士試験問題集 (合格精選400題)

  • 作者: 吉川忠久
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1周目はざっと問題を問いて、どういう雰囲気の問題がでるのかだけ確認した。2周目は、問題をまちがえた時は問題の解説をじっくり読んで理解するというやり方で問いた。2週目が終ったところでだいたい一度は全範囲を理解しているという状態になったので、記憶に定着するように3週目、4週目と問題を問いていった。範囲が広いので繰り返しやって、頭にすりこんでいく感じになる。はじめは1周やるのに2週間くらいかかってたと思うけど、最後には1週間強くらいで済むようになったので、一応前進している感じはあった。

工学の勉強で特に無線工学を基礎から学ぶ 第1級アマチュア無線技士という有名な解説サイトにお世話になった。過去問に対して、一問一問かなり詳細な説明をしてくれていて非常に助かった。教科書はこのサイトだけでも良いと思う。

法規については、ただ、問題だけみていても条文の前後関係とかが良くわからず難しかったので、教科書として電波法令抄録を購入した。

アマチュア局用 電波法令抄録 2015/2016年版

アマチュア局用 電波法令抄録 2015/2016年版

あと、昼休みと終業時間の二回のタイミングで、ランダムで過去問を一問出題してくれるSlack botを作って活用した。2ヶ月くらいの間、平日は毎日2問は問題を問いていたことになるので、80問くらいになると思う。ちょっとは役に立ったはず。

直前には、過去問を2,3回分くらい問いたりして、やったことのない問題がでてきてもびっくりしないように準備した。

試験当日

緊張していまいちぐっすり寝れなかった上に、会場が電車で一時間くらいの場所で早起きする必要があり、ずっと眠かった。

今回の試験は工学がちょっと簡単だったように思う。過去問の傾向では2,3問は複雑な計算問題がでてくるのだけれど、今回の試験ではそういった複雑な計算問題はほぼなかった。ただ計算問題の総数自体は例年より増えていた印象。

複雑な計算に時間をとられなかった分、じっくり検算する余裕があったので、そこそこ自信をもって試験を終えられた。B問題では、まったくわからない問題を勘で答えてまちがえたり、慌ててしまい "太陽に照らされている" が正解なところを "太陽に照らされていない" って答えてしまった。

法規のほうは、自信満々で満点やろ!とか思いながら試験を終えたものの、意外と覚え間違いがあり、そこそこ間違えた。試験後に問題と法令と照らしあわせて考えてみたんだけど、思い込みがあるのか、未だにどこを間違ってしまったのかがわからない..。

試験会場では、みなさん試験直前もがっつり計算問題の練習とかして勉強されていて、すげーなって感じだった。僕はとにかく集中できなくて、雑にしか勉強できなかった。試験受けるの学生以来なので、試験官のおじさんのことを思わず先生って認識してしまうということもわかった(「先生なかなかこないなー」って考えたりしてたけど冷静に考えると先生ではなかった)。

自己採点

今回の試験の問題と回答が公開されたので自己採点をしてみた。結果としては

  • 法規: 139/150 ( 92.6 % 正解 )
  • 工学: 148/150 ( 98.6 % 正解)

だった。105点が合格ラインなので、たぶんいけるのではないか。めちゃくちゃまちがってマークしてる可能性もあるので、月末の正式な合格発表を待ちたい。

感想

とにかくまとまった電子工学分野の知識を得たい、ということではじめた1アマチャレンジだけども、その目的はそこそこ達成されたと思う。基礎知識が増えて電気のことや回路の話題が出てもだいたい何を言ってるのがわかるようになった。ただ実際自分で回路を考えたり分析したりするとなると、もう少し勉強が必要そうである。先は長い。

もし合格していれば、無線機を運用する免許を得られるので、せっかくなのだから実際の交信も体験してみたい。くわしい人にどのリグを買ったらいいか聞きたい。短波帯にはそのうち出てみたいけど、設備をそろえるのがたいへんだろうからまずはハンディだろうな〜。

こういう資格試験は目標設定としてはわかりやすく、締切や達成度の指標もあるので、真剣に勉強をつづけることができてよかった。ただ、勉強内容が試験に最適化されがちだし、コストも高いので効率はそんなに良くないかもしれない。

ひとまずは一つおもしろチャレンジが完了したのでほっとした。三ヶ月ずっと勉強してた気がするし、なぜか途中で引越ししたりもしたので、妙にたいへんだった。はー、次は何を勉強しようかという感じだ。ソフトウェア開発とかWeb技術にちょっともどりつつ、もうちょっとデータ見れるように確率統計とかを勉強したい気がしてる。

Kyoto.なんか#2 を今週末やります!

(参加登録はもう終わってるんですが)、今週末の8/21(日) にはてなオフィスでKyoto.なんかというイベントをやります。Kyoto.なんかはプログラミングやインターネットに関する発表をしあってみんなでわいわいする勉強会です。

atnd.org

スケジュールも決まりました。開催が14時からになりました! なのでおもしろ発表たくさんあるので、参加登録されているかたは忘れずぜひいらしてくださいね!!

当日とびいりのLTも歓迎です!

スケジュール

13:30 開場
14:00 - 14:10 オープニング
14:10 - 14:25 y_uuki さん サーバ運用スクリプト集がゴミ捨て場みたいになってた話
14:25 - 14:40 kizkoh さん Rust か仕事まわりについてなんか
14:40 - 14:50 休憩
14:50 - 14:55 鹿くん さん なんか
14:55 - 15:00 JPMartha さん なんか
15:00 - 15:05 休憩
15:05 - 15:20 side_tana さん 開発のための開発
15:20 - 15:35 r7kamura さん amakanかwikihubのどちらかについてなんか
15:35 - 15:45 休憩
15:45 - 16:00 moznion さん なんか
16:00 - 16:05 PastaK さん なんか
16:05 - 16:10 yusukebe さん 憂鬱について
16:05 - 16:15 休憩
16:15 - 16:30 とびいり発表のコーナー
16:30 - 16:40 エンディング
16:40 - 17:00 バッファ
17:00 ~ 懇親会

懇親会について

  • イベント開催後、同じ場所でピザなどを頼んで懇親会を開催します
  • 会場入場時に懇親会への参加されるかを伺います
  • 懇親会に参加される方は参加費1000円をおねがいいたします

最近やってること

最近あまりインターネット活動してなかった気がするので、突然の近況のご紹介をします。最近は主に引越の準備をしながら、アマチュア無線1級の試験勉強をやってる。

半年くらいずっと引越しがしたかったところ、最近良い部屋がみつかったので、引っ越すことにした。今の家は都会にあって便利なんだけど、ちょっとせまくなってきたし、なんだか都会すぎて息苦しい感じがしてる。前の家は出社するときに毎朝鴨川の様子が見れて良かったのを思いだして、次の家は、多少交通が不便なものの自然が近くにあって、ちょっと広くて南向きに窓がついている部屋にした。出社がたいへんになるけど、まぁ歩けない距離ではないので運動だと思ってがんばりたい。

それとはまったく関係なく、アマチュア無線1級の免許をとろうとしてる。ちょっと前に電子工学の入門をしたのだけど、理論についてもうすこしまとまった知識を身に付けたいと思い、詳しそうな人に相談してみた。そうしたところ、複数の人からアマチュア無線の勉強するのはなかなか良いよという情報を得たので、いっちょやってみるかと思ってとりくんでる。

アマチュア無線は4級から1級まであって、ちょっと電波をだしたいだけなら4級をとればよい。ただ今回は、勉強ということで難しい試験に挑戦してみている。アマチュア無線自体はまじでまったくやったことがないので、試験では爆死する可能性は高いものの、試験の内容自体は交信の経験がなくても理解できるので、やってやれなくはない。昔は通信術の試験というのがあって、かなり高速なモールス信号を聞きとれないと合格できなかったらしいので、これは助かったといえる。

8月の試験に向けて、5月くらいからずっと勉強していて、試験の問題も大方は解けるようになってきた。一方。だいぶ飽きてきているところもあって、本業のWebっぽい勉強をしたら良いような気はしてる。今の段階でも、そこそこ電子工学について勉強できたので、目的ははたせたとも言えるけども、とはいえ、中途半端はよくない。ちゃんとまとまった知識をゲットできたという証がほしいし、勉強しているうちにアマチュア無線をやってみたくなって来たので、もうひとがんばりしたいところ。

試験と引越のタイミングが重なってしまっておいおいーって感じだし、なんか夏は胃腸へのダメージがつらくて息切れしがちなんだけど、なんとか元気にやっています。以上個人の日記でした。

微分積分チャレンジ成功

最近は、機械学習とか電子工学とかにちまちま入門してたんだけど、そうすると数学が結構出てくる。一応ふむふむとかいって勉強してるんだけど、とにかくめちゃくちゃ微分積分が苦手だったことを思いだすことになった。積の微分公式がわからなかった時のツイートが以下になります。

この状態で応用を学び続けるのは心配だということで、簡単な本を買ってきてちまちま練習問題をすることにした。

やさしく学べる微分積分

やさしく学べる微分積分

1次関数の微分積分、マクローリン展開などによる近似、2次関数の微分積分あたりくらいまでの基本を学べる。この本しか読んでないので他の本と特に比較はできないものの、ポイントおさえつつも、練習問題が難しすぎない感じで勉強しやすかったと思う。

例題と練習問題のセットが70問くらいあって、例題も含めてノートに書いてちまちま問いていくというスタイルで勉強していった。各問は小問にわかれてるので、個別の問題としては250問くらいありそう。

そういう感じでときどき中断したりしながらも3ヶ月くらいとりくんだ結果、ついに最後の問題を解くところまでできた。最後の問題は絶対ちょっとむずかしくしてあって、これまで登場したいろんなテクを活用する必要があって、ラスボス感があった(そして間違えた)。

https://www.instagram.com/p/BEoPvVJPpLF/

とにかく基本もおぼつかない状態だったので、一通り学びなおすのに成功したのはめでたい。このあとはたぶん線形代数と確率統計あたりが数学復習チャレンジになってきそう。