はこべブログ ♨

ソフトウェア開発のことやアニメのことを書いてることが多いです

関西2014年秋アニメ 放送時間まとめ

今期も関西における今期のアニメの放送状況を表にまとめました。いつもどおりしょぼいカレンダーのデータを利用させていただいています。ありがとうございます。予約設定時の確認などにお役立てください。

今期の関西最速は三作品となりました。

なんといっても、Gのレコンギスタが関西最速なのがうれしいところです。いうまでもない注目作品ですから、十分に最速を味わいながら視聴しましょう!前作がとてもおもしろかったガンダムビルドファイターズトライも放送され、今期はガンダムの新作が同時に二作も放送されるといううれしい事態になっています。

神撃のバハムート GENESISは同名のソーシャルゲームが原作のアニメーションです。僕は原作はほとんど知らないのですが、監督がTIGER & BUNNYさとうけいいちさんとのことで期待できそうです。PVを見るとダークファンタジーの世界という感じですね。

結城友奈は勇者であるは原作なしのオリジナルアニメーションです。サイトのドメインがかわいいですね。サイトを見ると舞台が勇者部であったり、主人公がどうやら変身したりするらしいことはわかるのですが、くわしいところははっきりしません。一見、日常系ゆるふわアニメですがオリジナルアニメーションですから、油断せずに行きましょう。

今期は個人的にも注目作品が多く、たのしい期になりそうです。それでは関西のみなさん今期も頑張りましょう。


社内技術勉強会でScalaのおすすめポイント解説した

はてなでは週に一回、社内技術勉強会というのをしています。今週は僕の当番だったのでScalaの入門的な話をしました。

普段使いの言語として、Scalaの便利なところをまとめたというつもりです。とはいえ、他の言語にもある特徴もわりと紹介してるので、もうちょっとScala独自の内容にフォーカスしてもよかった... むずかしい。時間の都合で全部話きれなくて、会が終わった後でimplicitまわりの話とか数人にご紹介したら一番おもしろかったと言う話になったので無念。

あの機能を紹介してないとはけしからんみたいなのがあったら教えて下さい。そうはいってもとりあえず
Scalaスケーラブルプログラミング第2版を読むといいです。



↓ 資料はgist形式でembedしてあります ↓


https://gist.github.com/hakobe/e1aa2501a64e7f801b55

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すごいHaskellたのしく学ぼう!

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AnimeKansaiをHeroku化した

ずいぶん昔に関西のアニメ放送情報を10分前に通知してくれるAnime KansaiというTwitter botを作った。


Twitter/AnimeKantoがうらやましかったのでTwitter/AnimeKansaiを作った - はこべブログ ♨

このTwitter botは自分のVPSで動かしてて、10分ごとにcronで起動されているという仕組みだった。結構便利に使って頂いてるのだけど、TwitterAPIの仕様が変わるとか、うちの怠慢とかがあって、よく止まってしまっていた。

これまでは、スクリプトが自分しかアクセスできないVPSに置いてあって、とくにリポジトリで管理されてなかったのでとりあえずコード変更がしづらかった。cronでちまちまうごかしているというのも、プログラムの様子を調べずらくて厳しかった。VPSをたまに引っ越すときとかにも移管が地味に面倒だった。

ということでAnimeKansaiのコードをHerokuで動くbotとして書きなおした。今どきはHerokuの無料枠でbotをうごかし続けられるので大変便利。開発やDeployも気楽にできるしログの様子も簡単に見れる。もともとはPerlで書かれたすぐに終了するスクリプトだったけど、Node.js + CoffeeScript で常時起動するスクリプトに書き換えてcronいらず。

READMEにも書いてあるけど、任意の地方のアニメ放送情報をツイートできるようになってる。しょぼいカレンダーのアカウントとbot用のTwitterアカウントがあればだれでもbotをDeployできるはず。以下のボタンからご利用ください。

ボタンを押すとHerokuのログインしたら以下の様な画面が出てくるの環境変数を入れたら利用開始できるのでお手軽。bot用のTwitterアカウントでTwitterアプリケーションを作って、管理画面のAPI Keysタブから Create my access tokenすると、楽にaccess tokenが取得できるでしょう。

f:id:hakobe932:20140907122507p:plain

Scala in Perl Company という内容で発表しました #yapcasia【YAPC::Asia Tokyo 2014】

Scala In Perl Company : Hatena - YAPC::Asia Tokyo 2014

Scala in Perl Company という内容で発表しました。はてなではPerlを10年近く利用していますが、最近作っているMackerelというサービスの開発ではScalaを利用しています。この発表では、Perlによるソフトウェア進化の困難さと、Scalaでその課題がどのように解決できるかについて解説しました。

発表時間がたりず、ScalaでのWebアプリケーション開発についてはくわしく紹介できなかったのですが、資料にはその部分も含めています。雰囲気でもつたわればうれしいです。話しきれないところがいろいろあったので、まだ会場にいる方はぜひ声をかけてください!



【予告】YAPC::Asia Tokyo 2014 で話します

Scala In Perl Company : Hatena - YAPC::Asia Tokyo 2014

明日の昼、13:40から20分となっております。

最近はてなScalaのプロジェクトをはじめてるので、なんで別言語をはじめたのかとか、なんでScalaを選んだのかとかについて話します。時間がありそうなら、Scalaで書かれたWebアプリケーションをどういう感じで作っているかという話もします。

プログラミング言語の基礎概念の練習問題を解くプログラムを作った(EvalML3まで)

プログラミング言語の基礎概念を学んでる - はこべブログ ♨ の続きです。

前の記事では、プログラミング言語の基礎概念という本を紹介した。この本では学んだことを確認するために、S(S(Z)) + Z evalto S(S(Z))のような式が正しいことを、与えられた推論規則にもとづいて導出するという練習問題が用意されている。しかし、本の中盤くらいの問題から人間ががんばって手で解くのが辛くなってくる。( 例えばこういうのを丁寧に書かないといけない https://gist.github.com/hakobe/860fd1dd9c56c1d33a33 )

前回の記事についたブックマークの中で、id:OKU_s62 さんが以下のようにおっしゃていた。

後半の問題の導出木を書くのは人間業ではないので、導出木を生成するプログラムを書きましょう

http://b.hatena.ne.jp/OKU_s62/20140714#bookmark-205135689

なるほど、たしかに。ということで、問題を解くプログラムを作ってみた。本の中で説明されているEvalML3という言語の式を、したにあるtextareaに与えると導出木を作って出力してくれる。出力を、本の演習システムにコピペすると正解という判定になるはず。

下のtextareaの中身を適当に変更すると導出木も変わるのでおためしあれ。サンプルにいくつかEvalML3の式をリストしてあるので、コピペするとためせる。

  • y = 3 |- let add = fun x -> y + x in add 5
  • |- let twice = fun f -> fun x -> f (f x) in twice twice (fun x -> x * x) 2
  • |- let rec fib = fun n -> if n < 3 then 1 else fib (n - 1) + fib (n - 2) in fib 5

人間がやると辛い問題もすばやく結果が返ってきて、ありがたい。フィボナッチ数を計算してる式とか絶対手でやりたくなかったし助かった。

CoffeeScriptでわりと雑な感じに実装したけどおおよそ動いてそう。ソースコードは、hakobe/copl · GitHubにおいてある。

実装は、入力した式をパースしたあと、ASTをたどりながら計算を実行しつつも同時に導出木を作る、という風になってる。ほぼインタプリタを作ったと言う感じになった。本には、パーサを書くための厳密なBNFは書かれていないので、自分で適当にBNFを考えてパースするのだけど、BNFを見ただけでLL文法なのかLR文法なのかを判定する知識がなかったので困った。id:tarao 先生曰く、LALRのパーサがあれば十分なはずとのことだったので、jisonというJavaScrip用パーサジェネレータを使うことにした。jisonはCoffeeScriptをパースするのにも使われて実績があって、ほぼbisonと同じことができて高機能。文法は、こういう感じにに書ける。

実は、今定義してある文法にはshift/reduce conflictが残ってる。例えば、パーサが1 + f まで読んで、次のトークンが3だったときに、1 + f でreduceするか、1 + f 3 のようにみなすためにshiftするかが曖昧になっているっぽい。これはEvalML3の関数適用の文法が原因なのはわかってる(このへん)。結局解決方法はわかってない。衝突した場合はshiftが優先になるらしく、意図どおりなので放置してるけど、なんとかしたいという気持ちは残ってる。

本題とは関係ないけど、もともと手元のNode.jsで動かしてためしていたコードを、browserifyでブラウザ上で動かすというのもやってみた。gulp, TypeScript, Browserify で Chrome 拡張を書く - 詩と創作・思索のひろば (Poetry, Writing and Contemplation)がともても参考になった。構文定義をコンパイルしたり、coffeeのファイルをコンパイルしたりというのもあるので、gulpでビルドの仕方を記述してみている(このへん)。

本はまだ途中で今後少しづつ言語が拡張されていくのだけれど、それに合わせてこのプログラムも拡張していけば、演習問題も余裕で解けるはず。人間がコンパイルするのはまちがってるので、自動化成功してよかった。

プログラミング言語の基礎概念を学んでる

この本を読んで学んでる。まだ半分くらいで関数の定義とかについて勉強してる。

プログラミング言語の動作を数学的に厳密に記述する方法を順番に教えてくれるという内容で、記述には導出システムが用いられてる。基本的な算術式からはじまって、変数の定義や関数の定義、パターンマッチや型システムなど、様々な言語の機能を推論規則によって定義する方法を教えてくれる。与えられた規則が意味的に意図したものを表しているかの証明だけでなく、証明のやり方もくわしく説明されていて丁寧でたすかる。

おもしろいのはこの本のためのオンラインの演習システムというのがあって、本の中で与えられた導出システムに基づいて式が正しいことを導出する練習問題をすることができる。サイト内に検証器がうごいていて、自分が与えた導出が正しいかを判定してくれる。どこまで問題を解いたか記録してくれたりもするし、ゲームっぽい感じで勉強できておもしろい。

プログラミング言語の基礎概念 演習システム

雰囲気だけお伝えすると、2 + 0 が 2に評価できることを導出するために、以下の様に書くと正解という感じ。S(S(Z))ていうのはペアノ自然数の表現で、チャーチ数みたいなやつ。by E-Plus みたいなのはどのような推論規則を適用したかという雰囲気。詳しくは本読むか演習システムのドキュメント読むと雰囲気わかる。

S(S(Z)) + Z evalto S(S(Z)) by E-Plus {
    S(S(Z)) evalto S(S(Z)) by E-Const {};
    Z evalto Z by E-Const {};
    S(S(Z)) plus Z is S(S(Z)) by P-Succ {
        S(Z) plus Z is S(Z) by P-Succ {
            Z plus Z is Z by P-Zero {}
        }
    }
}

そんなに複雑な問題はないんだけど、たまにきついのがあるっぽくて油断できない。以下の様な式が正しいことを導出するっていう問題があって、たしかに面倒そうな気はするなーと思ってとりくんだら、めっちゃ大層なことになった

let twice = fun f -> fun x -> f (f x) in twice twice (fun x -> x * x) 2 evalto 65536

問題を解くのは難しいわけではなくて、ルールにしたがって丁寧に間違えずに式を変換していけば、いずれ導出がえられる。ただ、少しでもまちがえると全部おかしくなるので、まちがえずに丁寧にやる必要がある。同じようなことを何度も丁寧にまちがえずにやる必要があって、コンパイラの気持ちが体験できる。