最近読んだ本

ここ数ヶ月で読んだ本の感想です。 わりと技術書ではない本が多い。子供を寝かしつける時間に読んでるのだけど、薄暗い環境ではバックライトのついているKindleが大変便利。Kindleで出てない本はあまり読めない。

人を動かす 完全版

人を動かす 完全版

自己啓発本の元祖みたいな本で、原著は1937年くらいに書かれていて古い。SOFT SKILLSという本で紹介されていて読んだ。基本的に人間は自分の利益を一番に考えている、ということを前提に、他人の利益になることをあえてやっていくと、いろんなことがうまくいくよって話。いくつかのプラクティスに合わせて、具体的なエピソードがたくさん紹介されていておもしろい。著者は自分で伝記を書くくらいリンカーンが好きで、リンカーンまじすげーって気持ちにもなれる。

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)

2009年くらいの本で、その当時よく話題になっていたのを思い出した。褒められたり罰せられたりするモチベーションよりも、自分が心の底からやりたいというモチベーション( = 内発的動機)の方がより創造的な成果を継続して出せるぞというような話。技術をマスターするには、何年もの間、継続して取り組む力が必要だから内発的動機がめちゃ大事って話があって、子育てとかで気をつけようって思った。

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

別の記事で感想を書いた。

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

結構前に読んだので記憶が曖昧。現在の事業に適した人を採用して、方向性が合わなくなった人には転職をおすすめするってのを、割とドライにやってるって話題が興味深かった。Netflixとしては検索機能が大事だと思っているときに、めっちゃFacebook連携をやりたい人がいたんだけど、SNSやりたければFacebookに転職しても良いのよって声かけて、最終的には出て行くことになったとか。なんなら転職のサポートをして推薦文を書いたりするらしい。基本理念を大事にして、その理念に賛同するメンバーを集めたり育てたりするという、ビジョナリーカンパニーのイメージにも近い感じがした。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

結構まわりの人が話題にしていることが多い気がしてみて読んでみた。答えを出したいイシューに対して決められた期間で答えを出すためにどのような、考え方、取り組み方をすれば良いかについてすごく綺麗にまとめられていた。自ら問題を定義するような仕事をしている、(著者もそうであったように)研修者の方なんかにはとくに役立ちそうに感じた。そうでない仕事をしていても、やってきた課題を鵜呑みにせずにまずイシューを見つけるところから始めるのは良さそうに思う。自分がいま何を学ぶべきかをよく考えるけど、そういう場面でも学んだ結果として、自分にとってのどんなイシューに答えを出せるかは意識しても良さそうと思った。

逆境に弱い人、逆境に強い人

逆境に弱い人、逆境に強い人

自分は逆境に弱いなーってずっと思っていたところ、TwitterのTLにこの本のURLが流れてきてためしに読んでみた。大変なことでも、人生長いので大局的に見るとどうにでもなるよとか、普段からうじうじしてるとそれだけで体力を使うから、いざというときに力が出ないよとか、多量のエピソードとアドバイスがつらつら書かれている感じのスタイル。論理的には断言できなさそうなことも、どんどん断言されているので、読んでいてドキドキする。元気のない人を元気づけようとしている感じの本なのでそういう感じなのだと思う。とはいえ、いろんな資料への参照もあってしっかりした感じだし、ちょっと見方を変えて気楽に元気にやっていこって気持ちにはなれた。

振り返ると結構いろいろ読んでるけど、計画性はなく雑に読んでいる状態。いい本読みたい。